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対照実験を決意

論文投稿
01 /19 2020
Major revisionの論文について、対照実験をやることに決めた。対照実験がいくつかreviewer commentで求められていて、確かにそれら実験が必要だという考えに至った。

教科書には載っていない!日本の戦前

読書メモ
01 /17 2020
 戦前の日本の様子を紹介した本。戦前のカフェは現代の喫茶店とは違い、女給さんが性的な接待をする場所だったらしい。女給さんは店からは給料をもらわず、客にサービスをしてチップをもらっていた。昭和初期の大不況における風俗産業の値崩れを背景にした商売だったらしい。
 戦前の下層社会。残飯屋というのがあって、役所や軍で出た残飯を買い取って、スラムの住民に売る商売をしていた。必ず定量残飯が出るわけではないので、残飯がない日はスラムの住民はヒモジイ思いをしたようだ。
 戦前の受験戦争は厳しかった。しかし高等学校と帝大の定員はほぼ同じだったので、高等学校まで行けばどこかの帝大には入れたそうだ。高等学校に入るまでが勝負。
 戦前の日本は実は離婚率が高かった。明治時代の民法改正で離婚には“離婚を承認したもの”つまり親の承認が必要になり、離婚率は低下した。そこで人々は実質の結婚生活開始と籍入れに時間差を設けた「足入れ婚」「試し婚」をして、気に入らなかったら籍入れ前に嫁を追い出していた。
 戦前の合法的徴兵逃れ。長男は徴兵を免除されるので、養子婿入りする。270円の免除料を払う。文部省が指定する学校に入ると26歳まで徴兵が免除された。海外勤務や海外留学で徴兵延期。沖縄や北海道は人手不足で徴兵されていなかった。本籍を沖縄か北海道に移して徴兵免除。
 戦前親父が強かった理由。世帯を「戸」とし、親父はその戸主となると法律で規定。戸主は構成員の住居場所、婚姻の同意、気に食わなければ勘当して戸籍からその構成員を外すことができた。対して戸主には、家族を養う義務、家族を徴兵に応じさせる義務、家族に教育を受けさせる義務があった。

リバイスがうまくいく時といかない時

論文投稿
01 /14 2020
リバイスがうまくいく時には、論文から高級感・高尚感がじわっとにじみ出てくるが、うまくいかない時は論文がスラム街の家屋に見えてくる。今回は後者かな、いまのところ。

反論だらけ

論文投稿
01 /14 2020
Revise中の論文、reviewerへのresponseが反論だらけになっている。こういう場合、ほとんどのケース、rejectになる。経験的に言って。まあ、論文がぐしゃぐしゃになったうえでrejectになるよりはましかなと思う。

Reviewerコメントの理解が進んだ

論文投稿
01 /13 2020
だいぶんてこずっているが、reviewerの言わんとしていることをかなり理解できて来た。最初は的外れと思っていたコメントに関しても、それなりに意義があるものをいくつか発見した。それらに対するresponseも、それなりにcommentにかみ合うようになってきた。今日はわずかながら進展した気がする。

今回のリバイス作業

論文投稿
01 /13 2020
今回のリバイスのdeadlineは実は3月末。非常にreviseの期間を長くとってもらっている。既に年末から作業しているので、最大約3か月の作業期間が取れることになる。今回初めてだが、この3か月間をフルに使ってリバイスしようと考えている。それだけ今回のリバイスに賭けているということ。

論文リバイス

論文投稿
01 /12 2020
今回は的外れで好意的でないreviewer達のコメントに立ち向かう。全体的にこちらの説明不足で誤解を生んでいるところが多いので、各コメントをpoint by pointで直すというよりは、論文全体を理解しやすくし、なおかつ水準を上げることに集中することにする。Reviewerの理解不足(reviwerを批判しているつもりはない。こちらの説明不足が原因。)のせいで的外れになっているコメントに対する反応を主軸に考えると、最終的に出来上がるrevise稿はかえってハチャメチャになることが多いので、そうしないように論文自体のlevel upを主軸にするよう心がける。今回はmajor revisionだが、revise稿がrejectになる可能性が高いと予想している。ならば、仮にrejectになったとしても今回のreviseが次の他のjournalへの投稿に寄与するようにrevise作業をする。

非学歴エリート

読書メモ
01 /12 2020
中の上くらいの私立大学出身の著者がいかにして上場企業の役員になるまでに実力をつけたか、を語る本。エリートでも英語があまり得意でない人が多い日本の状況から、学生時代に徹底的に語学力を磨いた。もうひとつ、自分の得意技として会計関係の能力を磨いた。会社は自分の個としての能力を磨けるベンチャー企業を探して就職した。大企業での経験は自分の成長にはあまり寄与しないと考えて選択肢からは除外した。会社ではとにかく自分の成長に寄与すると思う仕事は買って出た。とにかく成功する体験をする(最後まで成し遂げることを習慣にする)。自分の成長に寄与しないので会社の飲み会には出席しない(同僚が飲み会に行っている間に仕事をやっておいてあげる)。転職は常に自分の個としての成長に寄与するかどうかという観点で判断した。

宝くじで1億円当たった人の末路

読書メモ
01 /12 2020
いろいろな人にインタビューした本。こういう人は結局どうなるのか、という視点。第一章の「宝くじが当たった人の末路」、「事故物件にあたった人の末路」、「きらきらネームの人の末路」はどれも面白い。あとは「友達ゼロの人の末路」も面白かった。

史上初の符号を使わない将棋の指し方入門

読書メモ
01 /05 2020
素人レベルの私にも手筋・定石をわかりやすく教えてくれる一冊。手筋・定石の手順が少なく、シンプルかつ符号なしで図示されていて分かりやすい。2時間もあれば読める。今まで読んだ入門書ではベスト。

イラン海軍の小型高速艇

思索を巡らす
12 /29 2019
2002年ころ、イラン海軍との海戦を米軍がシミュレーションしたところ、イランの小型高速艇によるゲリラ攻撃により米軍艦船は壊滅的な打撃を受けたらしい。第二次大戦の特攻用ボートの震洋はこういう攻撃をしたかったんだろうな。

テレビ番組の内容は偏らざるをえない

思索を巡らす
12 /29 2019
テレビ番組のスポンサーは視聴率を重視している。したがって、製作する側は視聴率を上げる努力をする。この努力の一環としてテレビ局は視聴者が見たいと思うものを推測して番組を製作する。その結果、番組の内容は偏る。たとえば第二次大戦について。戦争に関する番組のほとんどは日本人がいかに辛かったかを語る内容だ。日本人はあの戦争でいろいろな人たちに迷惑をかけた(もちろん連合国だって同様に迷惑をかけているのだが)はずなのに、そのことを放送する内容は少ない。視聴者がそういう番組を見たいとは思わないからだ。視聴率を重視するテレビは必然性にどうしてもそうなってしまう。良い悪いの問題ではなく、そうならざるを得ない。

狂気の科学

読書メモ
12 /26 2019
1600年から2002年までの変わった実験を紹介する本。それぞれの実験について4ページ前後で書かれている。通勤時に電車で読むのにぴったり。デザイン・モチーフと結果がわかりやすく書かれていて、最後に必ずオチをつける。関西人か?いえいえ、著者はヨーロッパの人です。けっこうメジャーな実験がたくさん。人間が死ぬときに魂は離脱するのか、とか。ドップラー効果とか。パブロフの実験とか。スタンフォード監獄実験とか。自分の息子を猿と一緒に育てる実験とか。神経生理学的な実験の話もいくつか出てくる。ミルグラムの実験は複数紹介されている。とにかく心理実験の紹介が多い。この中でいくつかの実験がイグ・ノーベル賞を受賞している。

役人の大学に関する分析

思索を巡らす
12 /26 2019
国公立大学の予算を握る役人の分析はマクロ分析がメインだ。数値目標を設定してそれに到達したかとか、他国と比較してここの数値が低いとか。それでそのマクロ数値を改善するためにマクロ数値を目標にする。いわゆるトップダウンの手法。役人からはそういう数値しか可視化できないのでどうしてもそうなりがち。そこが間違っていると思う。なぜトップジャーナルの論文掲載が増えないのか。それはもっと現場からの正しい情報を取ってボトムアップで分析すべきだ。そうしないと机上の空論になる。

major revision → reject

論文投稿
12 /26 2019
 10月頃、major revisionで帰ってきたものがあった。かなり詳細な修正意見がついていて、かつ難しい修正を求めるものだった。この要求にひとつひとつ従って修正して提出した。で、戻ってきたのがreject。読み返せば一目瞭然、最初のversionと比較しておかしな内容になっている。正直、reviewerの要求にストレートに答えることによってそうなったという印象がある。こういう形のrejectが経験的にはこれまで今回を含めて3回。対策としては、一度reviewerの要求に応えて修正したのち、そのreviewerの意見は伏せた状態で論文を再度推敲してまともな形に戻していく作業をする必要があると感じる。そういうことをする期間的余裕をつくらないといけない。
 こういうmajor revision → rejectを食らったときはつくづくヘボだと痛感する。真剣にreviewerのコメントに向き合う自分と戦略的にこの論文を良くしようとする自分自身の考えをしっかりと両立させることができないといけない。Revisionの期間が短期間だとなかなかそこが両立しないのだが、そこをなんとかしないといけない。

iPhoneやMacのどこがいいのか?

思索を巡らす
12 /25 2019
iPhoneのコマーシャルが時折流れるが、ほとんどカメラの性能を強調したものばかり。それで値段が高い。なぜ日本人はカメラのためにわざわざ高い携帯を買うんだろうか。Macもそう。周辺機器とかいろいろな用途の汎用性から考えたらWindowsの方がいいのに、なぜかMacを使っている人がけっこういる。私の場合、iPhoneは4まででAndroidに替えた。Androidはいろいろ商品にバリエーションがあっていい。今はバッテリを入れ替えできる日本製機種を使っている。PCは最初9801-LV21というNECの機種でエントリだったが、米国にいたときにPowerBook 165から始めて初代iMacまで使って、そのあとWindowsに移行した。PowerBookはヒンジがちゃちだったり、HardDiskがもろかったり、システムエラーが出たりと今考えると不具合は多かった気がする。

新共通テストから記述式を除外

思索を巡らす
12 /17 2019
新共通テストから記述式を除外することが決まった。受験生にとってはいいことだ。大学入試を視野に入れて高校では授業を組むだろうから、大学入試の内容を通して中等教育を改革してやろうという考えは間違っていないと思うので、もっと実現性のあるきちっとした案を現場の意見を聞きながら立案してほしい。

筒香がレイズへ

野球
12 /17 2019
筒香、レイズで決まった。2年13億。そんなに評価が高かったのか。外野とサードのレギュラーポジションは埋まっているので、プラトーン起用とか、DH、外野、サードを渡り歩くユーティリティとしていくのだろうか。NPB時代から外国人選手と積極的に交流していたみたいだし、意外とチームに溶け込めるのかも知れない。メジャーのチームもきちっと観察して評価しての13億なんだろうから活躍できると踏んでいるのだろう。

Reviewerからのirrelevantな文献引用の要求に応える

論文投稿
12 /14 2019
Reviewerからのirrelevantな文献引用の要求に応えるのにどうするか思案すること多し。今回のrevisionではある1グループの論文群を多数挙げて引用しろと来た。よくあるパターンだけど。もう、reviewerが誰なのかわかってしまうな(笑)。最近だいぶんそういうのが批判されていたけどね。読んでみるとこの推奨された論文は論文内容とあまり関係がない。でも、これを引用すればreviewerの心証が良くなるので引用する。もう、Introductionの最初の背景の部分でまとめて引用してしまおうかと思う。はて、困ったもんだ。

Major revisionのコメントを読むのはしんどい

論文投稿
12 /11 2019
major revisionで投稿原稿が戻ってくるのは朗報だが、そのコメントを読むのは心理的につらい。major revisionなので当然修正して投稿しなおすのだが、そのrevisionのコメントが守備範囲に収まる範囲の話かどうかを心配しながら読まなければいけない。もし痛いところを突かれたmajor revisionの場合は、そこをなんとか解決しなければいけないので結構つらい作業になる。rejectの場合のコメントを読むのは気楽だ。100%こちらの裁量でよいコメントと役に立たないコメントを振り分けて修正して別のジャーナルに投稿すればいいだけの話。

非常識な建築業界

読書メモ
12 /10 2019
 著者は自称「建築エコノミスト」。新国立競技場の建築にザハ案は無理だと発言してきた人だ。
 ザハのような建築家群を脱構築派というそうな。脱構築派はデザイン重視で、実際の使い勝手や工法やコストは二の次らしい。素人考えだと、建築家はそういうのを踏まえて斬新なデザインを考えるのかと思っていたが、そうではないらしい。ザハは「アンビルドの女王」と呼ばれ、彼女が立案した建築は、建築時にトラブルが生じて竣工せずに終わることが多かったそうな。
 いちばん印象に残ったのは自治体による建築コンペのしくみ。単年度決済の予算システムゆえ、短期間で建設案を決めようとする。自治体はコンサルに丸投げし、コンサルは建築家や利用者を集めてコンペ案を審議するが、たいがい建築家の意見が通ってしまう。しかもその建築家の意見はだいたいデザインに関する意見に集約され、コストや利用しやすさなど様々な現実的な側面は考慮されない。利用者の委員は建築家が言うのだからそれが正しいのだと思ってしまう傾向にあるそうな。その結果、建物の利用目的もよくわからない現代アートみたいな自治体の建物が地方に忽然と建つことが多いらしい。こういう建築を「どや建築」と著者は呼んでいる。
 たとえば、全面ガラス張りの斬新な建物が忽然と地方に建つ。夜は虫が窓にへばりつき掃除が大変、ガラスなので温室効果で室内は熱くなり、それを一生懸命空調で冷やすので光熱費がかさむ。図書室も入っているんだが、日差しで書籍で焼けてしまうそうな。
 保育園の建て直しでは、建物を植物で覆って環境にやさしい保育園と建築家が提案、園長が「虫が大量発生するのでは」と向けると建築家は「殺虫剤をまけば大丈夫です」とな。
 対策としては、コンペの応募者を募集する時の要綱に建築が満たさなければいけない仕様をきちっと細部にわたって書き込み、かませ建築案(コンペには出さない建築案)を設計して建築家以外の審議委員に見せて、だいたいこんな風になりますと説明して予備知識を入れておくのだそうな。

Resultsについて

論文投稿
12 /08 2019
今回の論文、結果事実を書いた後、それらをまとめるように結果事実の解釈を簡潔に付け加えてそのセクションを終わるように書いてみている。人の論文を読んで参考にしたスタイルだ。常々、結果が無味乾燥だとreviewerに言われることに対するひとつの回答になるといいかなと思っている。

Introductionの最初のパラグラフ

論文投稿
12 /08 2019
せっかちなので、いつもIntroductionのパラグラフ1には研究背景を書いているが、昨日あたり思いついたことは、パラグラフ1にはもっとこの研究テーマが面白いのだと主張することを持ってくるべきかなということ。今書いている論文はそういう形にしようと思う。

論文推敲中

論文投稿
12 /03 2019
論文を推敲している。いままでの経験から、今遂行中の論文はいい論文になりそう。考察を書いていていろいろなアイデアが出て、何度もアイデアを練り直すような場合、いい論文になっていい雑誌に掲載になる。今回はそういう論文だという気がしている。自画自賛。ちょっと浮かれ気味だ。

良い論文を査読するメリット

研究
12 /03 2019
現在、2本の査読を抱えている。最近いくつかレベルの高い論文の査読がまわってきた。いい論文を査読すると、いい論文を細部まで精査するプロセスを踏むことになるので、普段気が付かない良い論文の細部についていろいろ気づかされることがあって、参考になる点が多く勉強になる。

査読の学術体系への貢献度

研究
12 /03 2019
査読をしていて思うが、この査読の労力を学術体系への貢献度で数値化できないのかと考える。査読におけるacceptとrejectが最終的にどのように研究体系に組み込まれていったのか。たとえば、acceptされた論文の引用数を累積するとか。Rejectの場合の貢献度評価は難しいが。

夫がまったく働きません。 小林薫

読書メモ
12 /01 2019
いわゆる流行のコミックエッセイ。なんかこういうエッセイは圧倒的に女性漫画家が多い気がする。この漫画は、夫婦と娘の3人家族の著者の夫がうつで仕事を辞めたところから始まる。「ツレうつ」と似た状況だが、この夫はとんでもない読者が同情できない人だ。逆に著者である奥さんに同情があつまる内容。夫が仕事に出れないので奥さんが漫画を描いて生計を支えるという状態。無色でありながら保有するBMWを買い替えようと見積を取ったことを作者が発見してブチ切れていた(笑)。外食もこの夫が一番高いものを注文する空気の読めなさぶり。親戚の結婚式での、親類がいる前での、無職の夫との家族一同合唱という罰ゲームぶり。結局最後まで夫は定職につかない、回復も特にしない状態で物語はぷつんと終わる。長期のローンを組んでマンションを転居したりしていて、この漫画の発表のあと、この家族はいったいどうなったのか、知りたくなる作品である。

多数派の意見に共鳴する思考停止

思索を巡らす
12 /01 2019
 最近話題の東大最年少特任准教授のtwitter上の発言の件。本人が所有する企業の採用方針として中国人を雇用しないと発言。それに対して「国籍差別だ」という批判が渦巻く状況になった。これに対して東大の所属部局は「不適切な発言」として遺憾の意を表明した。
 九大のパワハラ事件の時もそうだが、ある事象が生じると、twitter上は一方向のきまったパターンの意見で溢れかえる。一定の方向性の意見をいろいろなバリエーションを加えながら繰り返される。これは日本人ゆえの現象だろうか?気味悪くすらある。
 で、特任教授の件に戻る。まず感じることは、この発言を批判している人たちは、ただ単に「国籍で採用を決めるのは差別だ」という一点で批判を繰り返しているように見えることだ。東大部局の「遺憾の意」について「勇気ある発言」とか称賛している人たちがいるが、わたしはそんな多数派に共鳴して同じことを言っていることについて「勇気ある発言」とは思わない。むしろ思考停止していると思う。東大部局は火の粉が自分たちにかかってこないことを一念に深く考えずに発言しているのだと思う。東大ですらステレオタイプの多数派意見を追認するだけというのも情けない。
 現状多数派のこの人を批判する意見は、いわゆる左翼系の人たちがよくやる、ある事象に対してレッテル貼りをして人を攻撃している、その攻撃事態に目的を見だしているような行動に見える。
 この方の発言について発言するならば、この人の発言をちゃんと吟味してから行う必要がある。なぜ彼の企業は中国人を採用しないのか、妥当なのか、考えてからモノを言うべきだろう。
 中国が西側の国のセキュリティの懸案であることは間違いないだろう。事実として、アメリカも中国資本の携帯の販売を締め出している。研究者も、アメリカでは中国系が厳しいチェックをされて解雇されるケースが最近多いようだ。そんな実例も引き合いに出して考えるべきだろう。
 また法的には企業が誰を採用しようが自由だというのもある。国籍を採用基準にすることは違法ではない。政府や自治体は日本国籍を条件に採用している。つまり、彼が保有する企業が国籍を採用基準にしても違法ではない。そういことも踏まえて自分で考え、考察した上で批判なりをすべきだ。少なくともこれらのことを勘案すれば、シンプルに「国籍差別だ」と言うだけで済む話ではないということになると思う。
 こうして大きなうねりとなったtwitter上での批判の渦を見ているにつけ、彼が東大の教員(任期付きではあるが)であることに対する何というか妬みのような感情が混じった一般の人の批判と、彼が高専出身でありながら東大で教員をしていることに対する東大(学部)出身者による反感とそれこそ差別的な意識が混ざった批判が垣間見えたりする。
 さいごに、多数派の意見と少数派意見について。多数派の意見は多くのステレオタイプの意見に共鳴していればいいので楽だし簡単だ。東大の部局の発言を含めて安易な多数派への阿りを感じる。それに対して考えることが仕事の人間としては、むしろなぜそういう少数派である、あるいは少数派になるのをわかっていながらそういう発言をするのか、そこを吟味するのが大切なのではないかと思う。過去を振り返れば、太平洋戦争だって開戦は国民大多数が支持したことだった。多数派が正しいとは限らないし、多数派につくのはたやすいが、それはちゃんと深く考えたうえでのことであるべきだ。

論文査読

研究
11 /22 2019
9月末から11月末までで延べ7件の論文査読。こんなに短期間に多くの査読をこなした(こなしている)のは初めてだ。正直な感覚として、論文を査読しているときの方が自分が論文で論文を引用するために人の論文を読むときよりもずっと細部まで注意を払って読む。まあ、査読をするメリットはそういうところでの気づきが時々あることかなと思う。

東大卒ポーカー王者が教える、勝つための確率思考

読書メモ
11 /22 2019
ポーカーで世界一になったことのある著者が書いたもの。いくらかの日常の事象に対して期待値をもとに考えたらどういう判断になるのか、というのが一部書かれている。それ以外には自分のポーカープレイヤーになった経緯や、プレイヤーとしてのいろいろな考え方が書かれていて面白い。わたしも株取引を期待値を使ったシストレでやったことがあるので、言っていることはよくわかる。大数の法則にしたがうということを踏まえてやるというのが大前提ということがこの著書の主張の大部分。読み物としてまあまあの本。

球辞苑

思索を巡らす
11 /17 2019
司会の徳井の脱税事件で今年の球辞苑はどうなるのかと心配していたが、12/1から始まるようだ。しかし出演者の欄には得意の名前はなし。徳井は降ろされたようだ。12/1は生放送の様子。推測するに、今年放送予定で収録した徳井出演のストックは使えないので、ストックなしでスタジオでのトーク部分だけを生放送にして、選手からのインタビューはそのストック分で収録したものを使うのではないだろうか。

桜を見る会より記述式問題

思索を巡らす
11 /17 2019
つい数日前までは記述式問題が国会で注目されそうな雰囲気だったが、「桜を見る会」疑惑の出現で影が薄くなってしまった。おそらく文科省や関連議員はしめしめと思っているところではないだろうか。正直、「桜を見る会」疑惑など政争の道具にしか見えない。本来の重要政策である共通テストの記述式の議論をしてほしいものだ。わたしのスタンスは、記述式の解答が必要な事項は二次試験で大学ごとにやってしかるべき教員が採点するから、共通テストに屋上屋を架すのは意味がないというスタンス。バイトが採点できるレベルの記述式にどのくらいコストをかけて実施する意義があるのだろうか。文科省はなぜこんな無駄なことをいつもやろうとするのだろうか。

思考のトラップ読了

読書メモ
11 /17 2019
思考のトラップを1週間ほど前に読了した。いろいろな心理バイアスを先行研究を引用しながら解説してあり面白い一冊であった。

研究者とプロスポーツ選手

思索を巡らす
11 /17 2019
パーマネントの独立した研究者(PI)になることは簡単ではない。時間もかかる。プロのスポーツ選手になるのもすごく難しい。しかしふたつには大きな違いがある。スポーツ選手は唯一そのスポーツ能力は明白にパフォーマンスとして計測可能で、それをもとに評価されてプロ選手になるというプロセスをとる。それに対して研究者の評価は簡単ではなくて、いろいろな要因の組み合わせをもとに評価されて、運や分野や需要も影響しながら誰かが研究者としてPIになっていく。そういう意味で、いわゆるパーマネントの研究者になれないことに対してはいろいろな不満や鬱屈した気持ちが残りやすいのだと思う。

お金がない日本の大学の研究振興策

思索を巡らす
10 /17 2019
研究はお金と人材だけではなくて、時間も大事。日本はお金が出せない、それに関連して人も雇えないなら、少なくとも研究の時間を確保するようにしてはどうか。具体的には、今やっている15コマの講義を10コマに減らす。お金をかけずに、少しは研究時間の確保に役立つ気がする。教員はより効率的・重点的に講義をやって10回で終わらせるようにすれば、たぶん教育水準も下がらない気がする。文科省さん、ぜひ考えてください。

理論系の科研費申請

研究
10 /10 2019
科研費申請書類作成の山場。過去の採択申請書を参考にしたりしているが、理論系の申請書の申請額はほんとうに小さい。基盤Cなら最大500万までいけるが、ほんとうにPC更新と雑誌購入費しか申請していなくて数十万の申請で採択されている。驚いた。

論文リバイス2件、科研申請、査読、授業準備

思索を巡らす
09 /27 2019
論文リバイス2件、科研申請、査読、授業準備が重なり五重苦。10月半ばまで頑張らなければ。一応、この時期こういう苦労をしたことをここに記録しておく。

今年の日本人MLB先発投手

野球
09 /27 2019
田中はチームでダントツのイニングをこなした。ダルビッシュもチームトップのイニング。ふたりとも180イニング弱。このイニング消化は先発としては大事だと思う。ふたりとも頑張った年になったのではないか。防御率は田中が4.47でダルは3.98。菊池も実はチームでは2番目のイニング消化数で160台。防御率は5点台で悪かったが、チームの先発陣をならべて比較すると彼が特別撃たれていたわけではない。まあそういうことで、来年に期待。

西武秋山のメジャー決断

野球
09 /26 2019
西武秋山がメジャー決断と報道されている。本当かな?今年は.305の20本。しかも外野手。メジャーに行ったらったらたぶん.250の5本くらいになってしまうんではないだろうか。そのくらいの外野手は腐るほどAAAにいるんではないだろうか。しかも下り坂で将来が長くない31歳。話題性以外、メジャーが契約する理由はない気がする。

実験終了

研究
09 /25 2019
今日で夏休みの実験終了。N=20まで取ったが、データとして使えるのがN=11か12となった。結果は仮説通り。OK。

思考のトラップ-2 作話 確証バイアス 後知恵バイアス テキサスの名手の誤謬

読書メモ
09 /25 2019
作話
 人間は不足した情報を作り話で補う。たとえば、視覚には盲点があるが、そこの欠落した情報は人間自身が作り出した情報で穴埋めして補ってしまう。脳梁離断患者においても、たとえば左側に見せた(つまり右脳にしか認知できない)動作の指示にしたがって動作をさせ、その後でなぜその動作を今行ったのかを聴取すると、左脳由来で生じる言語説明において架空の作話で説明しようとする。

確証バイアス
 自分が信じていることに沿った情報を受け入れ、自分の信じていることに反する情報は受け入れないというバイアスがつねに思考プロセスにかかっている。

後知恵バイアス
 自分がいま認識した、学習した事項について、あたかも昔から知っていたかのように振る舞うことができるよう、過去に遡って認識・記憶を書き換えてしまう。

テキサスの名手の誤謬
 射手が小屋をめがけて撃つ。小屋は穴だらけになる。その中でも特に集中した場所に穴が開く。次にそこを的にする。再度同じ車種が撃つとその的に弾が集中する。結果、この射手は射撃の名手と解釈される。さまざまな事象で偶然確率に偏りが生じた事象について注目し、それが偶然ではないという前提でいろいろな説明をする。これをテキサスの名手の誤謬というそうだ。

二足ロボット

思索を巡らす
09 /25 2019
二足ロボットの開発は以前はHondaが先陣だったが、今ではBoston Dynamicsがダントツ。Hondaは社内で開発を続ける間に抜かれてしまった(ように見える)。結局、どのくらい企業として本気で資金や人をつぎ込んで開発を続けたかの差だろう。Hondaは片手間でやった。Boston Dynamicsはすべてをかけて全力の資金でやったということだろう。Hondaは当初二足ロボットを作った部門を切り離して独立させるべきではなかったかな。有望なベンチャーになっていた可能性がある。災害とか宇宙とか建設とか工作機械とかに応用可能だったではないか。

大企業の経営者

思索を巡らす
09 /25 2019
日本の多くの大企業の経営者はたたき上げのサラリーマンだ。素人考えだが、企業経営者はプロを雇うべきだと思う。日産のゴーン元社長と西川現社長を比べてつくづくそう思う。ゴーンはワルだったかもしれないが、会社に利益を残す能力は明らかにあったと思う。

思考のトラップ-1 プライミング効果

読書メモ
09 /23 2019
人間は多くの複雑なことを無意識の感情脳で自動的に処理、意識上のシンプルな処理を論理脳で行っているが、この感情脳のプロセスに対して意識に上らない体験が影響を行使している。こういうプロセスは、ある刺激によって別の刺激に対する行動に変化が生じるプライミング効果として説明される。

論文リバイス進捗

論文投稿
09 /23 2019
2本目の第三ラウンドが長引いている。昨日はIntroductionを再度reviewして大幅なreorganizationとreviseをやった。今日は主にDiscussionをreviewし、やはり大幅なreviseをした。もう少し、明日以降も2本目の修正に時間をかける。

野球バカは死なず

読書メモ
09 /22 2019
 江本孟紀の自伝。言いたいことを言い放題で生きてきた元プロ野球選手。大事な局面でことごとく上司に歯向かって損をしてきた人生を振り返る。高校では選抜で甲子園が決まっていたのに不祥事で出場停止+1年間対外試合禁止で終わり。巷ではこの不祥事は江本が起こしたと勘違いされているらしく、「僕はばれませんでしたよ」と誤解を解いて回っているらしい。法政時代には先輩のしごきや監督への反抗でベンチを外された。熊谷組では都市対抗1イニングのみの実績。ドラフト外で東映に入る。トレードで野村南海へ。野村監督のことは詳しく書いているが、著者曰く、野村監督は人情派らしい。サッチーのチームへの介入に対して野村監督に申し入れをした直後に江夏と交換で阪神にトレード。そこで中西監督に反抗して嫌がらせのようなことをされてブチ切れて退団した。
 この人、野球中継の解説をさせると毒舌でめちゃくちゃ面白い。この著はそういう著者の人柄が思う存分出ていて面白い。人生のいろいろな局面での自分の正直な気持ちを吐露している。ハチャメチャで破天荒で、それでいていろんな人に可愛がられる著者の人柄がうかがえる著。
 ちなみに星野仙一のことを回想した別の著書もとても面白かった。この著書については当の星野はかなり怒っていたが許してくれたようだ。

手塚先生、締め切り過ぎてます!

読書メモ
09 /21 2019
 長年、手塚治虫のチーフアシスタントをやっていた方の回想録。現場の人が書いた著書だけあって、手塚漫画がどんなプロセスで執筆されていたのかがよくわかる著。
 著者は日芸の学生だったが、下宿していたお寺の中にある小児科医院に貼り付けた自分の絵が漫画関係者の目に留まり、少年画報の編集者となり手塚の担当に。当時既に人気作家だった手塚の原稿を催促する幾多の出版社の編集者同士の駆け引きやそれに対する手塚のエピソードなど、具体的で面白い話が満載。
 編集者をする傍ら、いろいろな経緯で漫画を描いたりする機会があり、編集者としての仕事と漫画稼業の併存ののち、この著者はなんと独立した漫画家になった。しかし数年で飽きてきたところに手塚からの引きがあり、手塚プロに入社。それ以来手塚の右腕となった。
 読んでいてわかるが、この人はチーフをやるだけあってしっかりしている。この著書には著者が自分で書いた挿絵漫画が随所にあるが、これが手塚治虫の画風に酷似。それもあたりまえで、手塚漫画の一部はこの人が書いていたのだ。この画風、手塚の漫画でみたことある、という絵だ。非常にうまい。
 この著書を読むといかに手塚が多作でアイデア豊富で生産性が高かったかがよくわかる。最後までたくさんの連載を掛け持ちしてこなしていた。すごい人だ。

論文リバイスの進捗

論文投稿
09 /20 2019
昨日午後に1本目の仕上げ、今日も午後は1本目の仕上げ。で、ここからは1本目を寝かせて2本目の第三ラウンド突入と。

米軍がunidentified aerial phenomenonを認定

思索を巡らす
09 /19 2019
米海軍がF18パイロットが2015年に正体不明の物体のようなものを視認したことを認めたらしいとCNNが報告している。映像はF18パイロットがその靴底みたいな形の物体を見ながら「あれはなんだ、回っているぞ」と叫んでいる映像が公開されている。そのCNNニュースではトランプに取材しているところも出ていたが、トランプはUFOなんて信じてないと言っていた。パイロットに聞いてくれと。つまんねーやつだな。https://www.cnn.co.jp/video/18698.html?ref=yj

追伸
YouTubeで全編を見ると最後にモニタからobjectが飛び出すところまで映っている。F18がobjectをlock onしてtrackしたobjectが簡単に画面の外に回避できるものだろうか?

追追伸
オリジナルの動画には最後に画面から飛び出るところが映っているが、これがとんでもない加速度らしい。人間が作った飛行物体なら流線型をしているはずだが靴みたいな形をしている、推進するジェットがどこかから出ているはずだが出ていない。

野村忠宏

思索を巡らす
09 /19 2019
私に言わせると柔道と言えばこの人。オリンピック前は無名だったこの選手が予選を危ないところを見せながら勝ち上がり、最後は多彩な技で圧勝。前人未到の五輪3連覇。奥さんも美人だ。背負い、一本背負い(古賀張りに高腰で釣り上げる感じのきれいな背負い)、隅落とし、肩車、内股、大腰、大内刈り、体落とし(背負い落し?)、内股透かし、釣り込み腰(片袖で腰に載せて反対の手はズボンを持って前転するようにして相手を転がす)。とにかく技が多彩なのと、相手が技を仕掛けてくるところへの返しで最適の技を最高のタイミングでかける。相手は技をかけようとしたところに返しの技が入るので防御が難しく、いつも綺麗に決まっていた。いつ見ても、なんでそんな技を瞬時に思い付くのか、凡人には理解しがたい選手だった。

ほりゃほりゃまん

すごく地味な研究にいそしむ日々。うまくはいきません。